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ディジュリドゥ演奏家 NATA

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■ ディジュリドゥ演奏家 NATA

ディジュリドゥの国際的奏者である故Djalu Gurruwiwiに師事。オーストラリアの先住民アボリジナルの聖地アーネムランドで伝統音楽、狩猟文化、宴を体験し、彼らの自然との関わり方に共感する。日本人であるNATAがディジュリドゥにこだわる理由は、太古より伝わる原始的な楽器だからこそ、人類に共通するアニミズムの精神性を呼び覚まし、共鳴させることができると信じているからである。NATAは、生命の力の素晴らしさをディジュリドゥの呼吸で伝えたいという思いを胸に、原始と未来をつなぐユニバーサルなサウンドを追求し続けている。

幼少の頃から自然や音楽が好きで海や川や山で遊びながら過ごし10代からバンド等の音楽活動を行う。仲間と音楽イベントの参加や開催などしながらも夢や目標を持てずにいた時期に、独特な音色や演奏法に衝撃を受け、ディジュリドゥの演奏をはじめる。その半年後、各地で出会った国内外のアーティストに刺激され渡豪。オーストラリアの先住民族アボリジニの居住区アーネムランドへ。

広い空や赤土の大地が続く自然の中でアボリジニの儀式を体験し、ディジュリドゥに対する彼らの真摯な姿勢と受け継がれる伝統の深みにとても感動したことを今でも覚えています。文字を持たない彼らは歌やダンスと共に演奏をしながら次の世代へ文化を伝えています。槍の突き方や狩りの仕方を教わったり、ウミガメの卵やアリをそのまま食べたりと、自然と共に生きてきた彼らの生活スタイルに命をいただき生かされているとを感じることができ、裸足で駆け巡る無邪気な子供達と過ごした時間は、泥だらけで遊んでいた子供の頃の感覚を思い出させてもくれました。

北東部の長老ジャルーグルウィウィ氏のレッスン中、目指す音が出せずにいると、演奏の途中で楽器を置くよう言われ「ディジュリドゥを愛し、学びに来てくれたことを嬉しく思う。でも今の音は私に気を使っている。私には私のうまれた国があり、貴方には貴方のうまれた国がある。もっと自分を信じて楽器に息を吹き込みなさい、それが貴方の音。」とメッセージ。技術を学ぶことに集中しずぎていたことに気付かされ、シンプルなその言葉から物事の本質に向き合うことの大切さ、そして奥深い演奏技術からは基礎の不可欠さを学ぶことができました。「今出せる音を」そう思い緊張をほぐして演奏すると褒めてくださり、心を評価してくださいました。その晩に行われた宴では、皆で焚火を囲みながらリラックスして楽しむことができ、太古から続く彼らの営みに触れられたことは素晴らしい思い出として心の中に残っています。

当時の私には日本にいたら出来ないと思ってしまうような事も、壮大な自然のスケールを前にその場の環境にセットされていくようで、自分という一人の存在を意識しながら、人間も自然の一部である、という当たり前のことについても考えるきかっけになりました。アーネムランドでの滞在は短期間でしたが、今のようにネットが普及していない時代で情報も少なく、現地で直に体験できたことは良かったと思っています。

基礎を磨き、表現は感性のまま自分らしさを追求することで目標も生まれ、今も演奏を続けてこれています。日々チャレンジするなかで失敗したり悩んだりすることもありますが、そんなとき先生の言葉を思い出し物事に向き合うよう心がけています。自分で決断して出した答えは、後に自信に繋がり、そうでなければ失敗した時に後悔が残る。失敗した分だけ新しい発見や考え方がうまれ、嬉しいと思うこと、嫌だと思うことは今の自分の物差し、経験できるって有り難いこと。もちろん、周りの方々の支えがあり、今があります。

海外の民族音楽や狩猟文化に触れたことで母国の文化や自然にも目を向けられるようになりました。桜が咲けば春、鮮やかな紅葉には秋の訪れを感じる。美しく表情を変える四季や素晴らしい伝統が残る日本。現在は、都心から自然豊かな環境に拠点を移して活動しています。今朝も深呼吸からはじまる心地のよい一日!これからも一つ一つの経験を胸に、自分らしい表現に挑戦し続けていきたいです。

ディジュリドゥ演奏家NATA出演 東京多摩国際プロジェクト商品CM動画

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